ブックタイトル心を手放す
- ページ
- 3/4
このページは 心を手放す の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 心を手放す の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
心を手放す
はじめに3びもします。人間としてどうあるべきか、ということを理解するわけです。14歳になると、自分はどのような道に進みたいか、将来へ目を向けます。医師になりたい、弁護士になりたいといった具体的な目標をもち、その職業に就くにはどんな勉強をすればいいのかを考えます。学びながら未来の自分を見据えるのが学生期です。やがて職業に就き、仕事をしながら実績を積んでいきます。そして結婚をして家庭を営みます。この時期を「家か住じゅう期き」または「婚こん生せい期き」と呼びます。子育てをするのも、この期間になります。男女ともに社会の中心となって活動する時期です。社会での奉仕を学び、ビジネスも学びます。信仰も強めます。やがて50代になると「林りん住じゅう期き」に入ります。社会を離れ自然の中に入り、ひとり心や体の内側を見つめます。執着をつくる心の使い方を浄化していきます。家族は近くにいますが、離れて暮らし、すべてを自分で行います。人との表面的な、ときに傷つけ合うつながりをやめて、深い愛と真理を発見していくのです。これは現代に置き換えても、大変有意義な考え方です。夫婦であっても、親子であっても、ある時期にきたら依存をやめ「信仰を深め、自分の至らないところをさらに浄化して人間完成をめざす」のです。そして、ひとりになって自分の内側を見つ