ブックタイトルヒマラヤ大聖者 愛の般若心経

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概要

ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経

2にとらわれ、悩みや苦しみが生まれているのです。しかし、人はすべてを知る大きな存在につながり、そこからの「智ち慧え」のガイドによって、信頼して生きるとよいのです。すると、憎しみを選ぶのではなく「愛」を選び取り、混乱させられたりする考え方にとらわれなくなってきます。そして、やがてその人には、良いエネルギーが自然と働くようになって、人生に次々と喜ばしいことが起きてくるでしょう。*このようにブッダ(仏陀、釈しゃ迦か牟む尼に、お釈迦様)も悟りの智慧から、つまり仏性から、さまざまな解明をなされて、みなさんが幸せになる生き方を説かれたのです。ブッダは苦しみを取る道を説かれました。真理への道を説かれたのです。それは「本当の自分」になる道、つまり覚かく者しゃになる道を説かれたのです。そしてブッダが肉体を離れてから、弟子たちによって、何百年もかけて、またいろいろな流派が生まれ、師の言葉が編へん纂さんされていきました。仏教の涅ね槃はん、つまり解げ脱だつへの道が慈じ愛あいで示され、それが簡潔にまとめられた経典が「般はん若にゃ心しん経ぎょ」う(仏説摩訶般若波羅蜜多心経)です。それはヒマラヤ秘教でサマディという、神と一体になる悟りへの道が、愛によって示されているのと同じです。それは長年にわたって、広く尊ばれ親しまれてきたお経であり、中国からはるばる、当時、天てん